yuka-S’s blog

19歳.沖縄の石垣島出身。慶應SFC 1年です。

沖縄戦を伝え続けていくべき理由

〜19歳の私にできること〜

 


「こんな活動しても何も変わらない。」

 

高校時代、

平和の活動をする私に多くの人がそう言った。


私は高校1年生の頃から、沖縄戦を伝える活動をしている。体験者の方から話を聞いたり、戦跡巡り、資料を読んだり勉強会やツアーに参加した。平和祈念館にも数えきれないぐらい通った。平和に対する異なる考え方を持ついろんな立場の人たちにも会ったり、集会やイベント、講演会も見に行った。

 

最初は、戦争のことを調べようなんて少しも思わなかった。関心もなかった。

 

だけど、高校1年生の夏休みに私の人生は変わった。

県の人材育成の事業で夏休みにラオスに行った時のことだ。無料で海外に行きたいという思いで申し込んだ私はラオスの不発弾被害者施設を訪れ、ショックを受けた。たくさんの爆弾の模型や足を失いリハビリをしている人、その人たちが使う義足を作る人たち…
地雷が埋まり、その上を歩いた女の子が血だらけになって倒れていく様子の映像。。

 

発展途上国ラオスで、

私は「これは沖縄と似ている」と感じた。

沖縄にも今も見つかっていない不発弾があり全て取り除かれるには何百年もかかると言われている。戦争が終わった後にも何人もの人が不発弾で亡くなっている。

 

ラオスから帰り、自分が沖縄のことを何も知らずに生きてきたことがこわくなってとにかく調べようという思いで、まずは地元の平和祈念館に行った。そこで出会った職員さんと話すうちに平和ガイドという同世代へ戦争体験を自分の言葉で伝える活動を始めたり、団体を作ったりした。

 

沖縄戦は集団自決があり家族で殺しあったり、私の住んでいた石垣島だと空襲だけでなく住民はマラリアで命を落とした。「戦争マラリア」と呼ばれている。

 

まさに生きながらの地獄で、これが本当に起こったなんて信じられなかった。

 

知れば知るほど苦しくて、こんなにつらいことを私がわざわざ学ぶ意味あるのかと思ったし、戦争体験者の方の話を聞くとその人の気持ちがダイレクトに自分の中にも流れてきて、自分の感じたことのある悲しみの何百倍も超えるほどの表現できない感情で支配されて、こんな活動、今すぐやめたいと思った。

 

けれど「次の世代へ伝えてほしい」と涙を流しながら魂を込めたような目で言われると、つらい記憶を伝えていくことは何があってもやめてはいけないと強く思った。

 

「お金もらえないのにするの?かわいそう」
「今、平和なんだからこんなの意味ないと思う」
「高校生なんだから大学のこと考えた方がいいよ」
「そーいうの興味ないし、だるい」

友達、先生、大人に否定的なことはものすごく言われた。
SNSで沖縄のことを発信すると知らない人から「死ね」とリプがきたり悪口や沖縄差別を書き込まれたりと高校生の頃の私はそれに毎日怯えてた。

 

クラスに行くと、

「高校生」の日常があって部活や恋愛、、
みんながキラキラして見え、自分の外での活動とのギャップで私はどうしていいか分からなくなって気づいたらいつも一人で行動していた。友達も全くいない時期もあった。

 

沖縄で、次々と大きなことが決まっていってるのに授業で触れる先生はほんの一部でまるで何もないかのように「カリキュラム通りの授業」だったことにもおかしいとずっと思っていた。いいか悪いか、ではなくてまずはその事実について知ることは必要であると思う。学校で、どう思うのか思考する時間なんてなかった。だからこのままじゃダメだと思い、放課後は毎日図書館で新聞を読み、本で調べたりした。

 

今、私は大学生になり関東に住んでいる。
好きなことが自由にできる今の環境は、とても幸せだ。

楽しくて便利だし、オシャレで可愛いものもすぐに買えたり遊ぶ場所もたくさんある。そんな生活に慣れてくると、あれだけ強い気持ちで活動していたことも少しずつ忘れてきてしまってる。そんな自分に不安になる。

 

沖縄戦を伝えていくことによって何が変わるか、大きな最終ゴールのようなものがまだ私には分からない。

しかし、伝え、私自身が考えることでまわりにも確実に変化があることは3年間を通して知っている。

 

今の私ができることは、体験者の方から聞いた話を伝えたり、様々な観点から歴史や国際情勢も含め学び続けることであると思う。

 

平和へのアプローチを今までとは違った形で見つけ出したい。

 

そして何より自分と違う考え方を持っている人たちの話を聞き、一方的な見方だけでなく常にいくつかの角度から捉えていけるようになりたい。考えは常に変わっていくものだと思うから、今の自分の思いも大切にしつつ行動していきたい。

 


今回は、自分が忘れないようにアウトプットするためにブログとして書いてみた。このテーマではまだまだ書きたいことがあるので今後も発信したいと思っている。

 


読んでくれた方、ありがとうございます!

 

Twitter:@miruki2141
Gmail:miruki2141@gmail.com