こんにちは。
ゆゆめるです。
今日は「LGBT」の話題が出るたびに思うことを書きます。
私は、よくこの話題になるといろんな人とちょっとした喧嘩になってしまうことがある。その理由を考えてみた話をまとめました。
私には、レズやバイ、ゲイの友達がたくさんいる。
別に彼らのことを変わってるとも思わないし、それを聞いても特別だとも感じない。あ、そうなんだ、ぐらいにしか思わない。
だけど、最初は違った。
今日は、性別や恋愛対象について何も知らずにいた頃の話を書く。
(本人に許可はもらってます)
数年前、女友達と観光でホテルに泊まった時のことだ。
その子と徹夜で朝まで語ろうと盛り上がり、定番の恋バナになった。
「どんな男の人がタイプ?笑」
「好きな人いる??」
とお互いにどんどん話していくことになった。
私はその当時好きだった人の話や「告白しても絶対振られちゃう」「でもかっこよくて好きなの」など2人できゃあきゃあ言いながら、たくさん買ったお菓子と甘いミルクティーを飲みながら盛り上がっていた。
その子とはよくご飯行ったり、まだガラケーだった時にも毎日メールするほどの仲でわりと普段からいろんな話をしていた。
どんな男の人と付き合いたい、告白しようか迷ってるの。とひたすら語る私の話を聞きながら、ずっと私に質問したり聞き役にまわってくれるので
「私の話はいいから〇〇ちゃんの恋バナも聞きたい!!!笑」
と言った。
すると彼女はびっくりするようなことをさらっと話した。
「私はいつも女の子にしか告白されない」
「男の人へ恋愛感情があるか分からない」
私はすごく驚いた。
何人もの同性に告白されてる人の話なんて、聞いたことはこれまで一度もなかったからだ。
どんな男の人が好きかそのまま話始めると思っていた。
彼女はよくラブレターなどをもらい「好きです、付き合ってください」と呼び出され女の子に告白されると話してくれた。
だけど、「自分は女の子が好きなわけでもないし、かと言って男性が好きかと言われたら恋愛感情を持ったことない」と言った。だから毎回断っている、と言っていた。
これまで同性から告白された数を聞くとかなり多くて、異性からそんなに告白されたこともない私はとても衝撃を受けた。彼女が普段いるコミュニティは女の子が多いわけでもなく、男の人もたくさんいるので異性からはなくて同性からこんなにモテることがとてもすごいと純粋に思った。
「男の人じゃなくて、女性が好きなの??」
LGBTやレズの言葉の意味さえ知らなかった当時の私は思ったことをそのまま聞いた。
すると、彼女は少しの間、考えてこう言った
「分からない。好きかなと思ったけど違うんじゃないかな」
私は混乱した。
男性が好きでもないし、女性が好きでもない。
恋愛感情を持ったことがないという彼女が不思議だった。
私の頭の中は、クエッションでいっぱいになっていた。
・・・・・・
それから、私は「同性が好き」「男性も女性もどっちも好き」「付き合いたいのは女の子だけど性的対象は男性」など様々な人に会うようになった。
「この話を言うのはのはじめてなの」
カミングアウトのようなことも何度かあり、最初のような衝撃はあまり受けなくなった。本人がすごくオープンにしている人もいれば、まわりの偏見の目があるので絶対バレないように隠してる人もいた。
いろんな人に出会い、
別に性別なんてどうでもいいと思うようになった。
その子の考えや価値観、人としてどうかが重要だとすごく思うようになった。
それと同時に、人と話す時、特に恋愛の話や性別の話になった時はできるだけ気をつけるようにしたり、言葉を選ぶようになった。
見た目が女性だからと言って男性が好きだという前提で話したら、傷つく人もいることを知ったからだ。けれど、何人かで話すと思わずそれを忘れてしまうこともあり、あの言い方は同性が好きだった場合イヤな思いをしたかもと後悔することがあった。
同性婚に関するニュースやLGBTに対する活動をしている人の発信をよく見るようになった。今の法制度や世の中の古いシステムのせいで悲しい思いをしている人がたくさんいるのを知った。自分はレズやゲイだけど、わざわざそんな話題出すなと怒ってる人もいることも分かった。
・・・・・・
異性が恋愛対象の人と話している時にたまにそんな話題が出ると、男性だとゲイを嫌う人もいたり、同性が好きだなんてキモいとさらっと言う人も多いことに気づいた。
私はその度に、なぜか苦しくなった。
「あなたと話している私が同性が恋愛対象だとすると、傷つく可能性考えてないの???」
と思った。そして本気で親にも言えなくて悩んでる友達の顔を思い出して思わず、なんでそんな風に思うの?と聞いてしまうようになった。
何人かはこう言った。
「俺はLGBTとかほんとにどうでもいい」
「ゲイに好かれて嫌なことがあった」
「当事者でもないくせに、理解してあげてるみたいに見えて君はなんかうざい」
などだ。
私は、心が痛くなった。
こんなにも激しく嫌悪感を表さなくてもいいのではないかと思った。
私は「理解してあげたい」とも「何かしてあげたい」と思っているわけではない。
友達のことを思うと激しい言葉が自分の胸に刺さって苦しい。
外見が「男性」でも心は「女性」かもしれない。
相手が異性が好きだという前提で話すことをやめてみて、気づいたことは意外と多かった。
どうまとめていいか分からなかったのだけど、LGBTに関する話題が出るといつも嫌な気持ちになっている自分がいたので文章にしてみました。
みなさんの意見や経験なども知りたいです。
読んでくださりありがとうございます。
感想などは@miruki2141までお願いします!!